平成七年十二月入手。
レリア属は中南米で約60種が見付かっている。レリアという呼び名は火の女神に仕えた聖処女Laeliusに因んで付けられたという。
レリア属の花は一般に長く伸びた花茎の先に咲くので、全体を見ると株と花の間が間延びし過ぎている様に思える。
私は毎回述べている通り、開花時、株全体を絵にすることを目指しているので、
その「間」を埋める目的で第四回の鵜より首の長いもう一人(?)の観察者、鶴を入れることにした。鶴の胴体は植木鉢になっている。
作り方は、素材に床用コルクタイル305×305×5mmを使い、非水溶性接着剤で貼り合わせ継ぎ足して、削って形を整える。時間は掛かるが作業は単純で容易に出来る。
鉢の中にはコルクの大粒を入れてある。高価な蘭がどんどん増え直ぐ沢山花を咲かせるとは思わなかったが、昨年はバルブが二本増えただけ。
今年はその各々に新しいバルブが出て花芽を着けたが、一方にしか開花しなかった。
まだ株に力がないのか、育て方が悪いのか、”一輪でも咲けばいい、コルクに着けて咲くことに意義あり”という私の負け惜しみ的言い訳には適っている。
メキシコ原産のレリアは休眠期に水を与え過ぎると生育が悪くなり、枯れることもあるという話を聞いたことがあるが、さて、休眠に入る時期は同じメキシコ原産でも種により違うのではないかと思う。
コルクに植え着けた場合は根が見えるので、その生長点を見れば休眠か何か即判断出来る。
生長点の水々しい緑色が白っぽく乾いた状態になったら休眠したと判断し、それが二、三ヶ月後緑色になったら生育再開ということになる。
これは休眠する他の着生蘭の場合も同様である。休眠というのは、環境の如何に拘わらず生長が止ることで、環境が悪くて生長が止るのとは違う。
また休眠させないと花芽を着けない種もある。さらに、株を大きくする為休眠させず開花消耗を防ぐという事もある。 |